11月22日:"Visage" exhibited in various aspects
今年度見た第一作目。上映前の監督の舞台挨拶で「これは難解な映画です」とコメントがあったので、私は注意深く心して見ようと思ったのですが、「何なのこれは!!」という感想。こんなにも難解な映画をみるのは初めてで、眠気に襲われてしまったというよりも途中どこかの別の世界に引き込まれていくような感覚になり一時睡魔に襲われ、再び起きた時には本当に夢の世界へ行ってしまったような感覚さえ覚えたというのが正直なところです。「本当に観客は理解してるの?」と思い上映後のQ&Aにも参加してみました。監督が「頭を使わせる作品」と述べつつも、「ストーリー性を狙ったものではなく、イメージで追っていく映画」なのだそうです。どうしても色々な側面で解釈することに焦点を当ててしまいがちな私の思考を停止させる映画でした。Q&Aの際にも観客は何らかの理解をしようとして質問をしたものの、理解が難しいのが狙いであり、何度も見るたびに解釈なり見方が変わることを監督は期待しており回答がなかったのが歯がゆいところ。
「Visage(顔、様相)」という名の通り、今思い出してみると大げさなくらい様々な形相をする人物たちが思い出され、通常は表情を見れば映画というのは何となく感情を読めるはずなのに、なぜその表情をしているのか解読が難しいのです。ただその忘れられないような表情が時々頭に浮かび、また幾度となく登場する「馬」など何かを象徴するモノがところどころで浮かばれ、イメージだけが感覚として残るというのは本当のようです。
また、この作品では「動」と「静」が巧みに使われている印象はあります。BGMなどの音楽は無声に近いものがある、と思えば突然大音響が流れ出し、ミュージカルのように踊り子が登場。迫真の演技をしていて次に何が起こるのかと思えばふっと画面がまったく因果関係のない場面に変わる。本当に「何なのこれは!」状態なのです。そうやって観客を遊ばせるのもこの作品、この監督の狙いなのかもしれません。現在のところ配給予定はないそうですが、ルーブル美術館に寄贈ということでおフランスでは上映しているそうなのでもし機会があれば是非見ていただき、皆さんが何を思うのか是非お聞きしたいです。そうやって話題を生むというのもすべて監督の細工なのかもしれませんが!
井山 彩子
「Visage(顔、様相)」という名の通り、今思い出してみると大げさなくらい様々な形相をする人物たちが思い出され、通常は表情を見れば映画というのは何となく感情を読めるはずなのに、なぜその表情をしているのか解読が難しいのです。ただその忘れられないような表情が時々頭に浮かび、また幾度となく登場する「馬」など何かを象徴するモノがところどころで浮かばれ、イメージだけが感覚として残るというのは本当のようです。
また、この作品では「動」と「静」が巧みに使われている印象はあります。BGMなどの音楽は無声に近いものがある、と思えば突然大音響が流れ出し、ミュージカルのように踊り子が登場。迫真の演技をしていて次に何が起こるのかと思えばふっと画面がまったく因果関係のない場面に変わる。本当に「何なのこれは!」状態なのです。そうやって観客を遊ばせるのもこの作品、この監督の狙いなのかもしれません。現在のところ配給予定はないそうですが、ルーブル美術館に寄贈ということでおフランスでは上映しているそうなのでもし機会があれば是非見ていただき、皆さんが何を思うのか是非お聞きしたいです。そうやって話題を生むというのもすべて監督の細工なのかもしれませんが!
井山 彩子



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