Love story that never gets old!! – 『執炎』
東京フィルメックスの会場の一つ、東京国立近代美術館フィルムセンターの特集上映プログラム、蔵原惟繕監督特集〜狂熱の季節〜から『執炎』のレポートをお送りいたします。
時は太平洋戦争前後。山陰の部落に住む女性が、網元の男性と恋に落ち結婚するも、戦争が2人の幸せを残酷に引き裂く、というお話です。こちらをどうぞ。ちなみに、山側と海側の生活習慣や自然風景、山陰の家屋、着物や海女の服装、能などといった日本文化の描写も多く、大勢いた海外の観客も楽しんでおられたようです。私も原作を読んでみたくなりました。
この作品は女優浅丘ルリ子の出演100本記念として1964年に日活で制作されたものです。1964年と言えば東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された年。この投稿のタイトルを「Love story that never gets old!!」としたのは、まさに作品のストーリーに古さを全く感じなかったからです。『ロミオとジュリエット』のストーリーが『ウェストサイド物語』に設定を変えて翻案されたのと同じように、この『執炎』のような「愛しい男性の帰りを待つ美しい女性」の話も、どの世代においても共有され、また消費されるものですね。一方で、ナレーションにところどころ見え隠れする反戦的な言い回しには独特なものを感じ、きよのの出身村にまつわる伝説や、彼女が人魚のように裸で海岸を走り回る姿には神話的な要素も感じられる作品です。
この特集上映に関しては、会期中にイベントも多数行われています。以下のビデオも是非あわせてご覧ください。「たくさんあって一気には見れない!」という方、VOLUMEONEからpodcastを是非是非ご利用くださいませ。
時は太平洋戦争前後。山陰の部落に住む女性が、網元の男性と恋に落ち結婚するも、戦争が2人の幸せを残酷に引き裂く、というお話です。こちらをどうぞ。ちなみに、山側と海側の生活習慣や自然風景、山陰の家屋、着物や海女の服装、能などといった日本文化の描写も多く、大勢いた海外の観客も楽しんでおられたようです。私も原作を読んでみたくなりました。
この作品は女優浅丘ルリ子の出演100本記念として1964年に日活で制作されたものです。1964年と言えば東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された年。この投稿のタイトルを「Love story that never gets old!!」としたのは、まさに作品のストーリーに古さを全く感じなかったからです。『ロミオとジュリエット』のストーリーが『ウェストサイド物語』に設定を変えて翻案されたのと同じように、この『執炎』のような「愛しい男性の帰りを待つ美しい女性」の話も、どの世代においても共有され、また消費されるものですね。一方で、ナレーションにところどころ見え隠れする反戦的な言い回しには独特なものを感じ、きよのの出身村にまつわる伝説や、彼女が人魚のように裸で海岸を走り回る姿には神話的な要素も感じられる作品です。
この特集上映に関しては、会期中にイベントも多数行われています。以下のビデオも是非あわせてご覧ください。「たくさんあって一気には見れない!」という方、VOLUMEONEからpodcastを是非是非ご利用くださいませ。
加藤 舞



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