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2007/11/24

『脳に烙印を!』: Who’s peeping??


遅ればせながら、『脳に烙印を!』のレビューを書かせていただきます。この映画、ガイという青年が、母親に郷里の島に戻ってくるように言われ、そのなかで自分の少年時代の奇奇怪怪な、残酷な記憶が次々と蘇っていくという物語です。ちなみに彼の母親は島にそびえ立つ灯台が大好き。いつも望遠鏡でガイとその姉、ほかの孤児たちを監視していました。島に戻ったガイは、朽ち果てた灯台を白いペンキで何度も塗り直しながら、当時の記憶が溢れ出していくのを抑えることができません。

映画を見ていて気になったのは、ところどころに使われている、望遠鏡で何かをのぞいているような、もしくはサーチライトで何かを照らし出しているような、そんな構図の画。予告でも出てくるので、ちょっとご覧ください。



一見、ガイの母親が灯台から望遠鏡を使って夫と子供たちを監視している状態を表すショットなのかと思いきや、実は灯台自体や、望遠鏡を覗きこんでいるガイの母親の姿までもが、このショットで撮られていたりするんですね。これはどういうことなのか…と。つまり、誰が島の住民にサーチライトを当て、覗き見ているのか、という疑問が最後まで頭のなかを支配した作品でした。

So, who’s peeping!?
加藤 舞

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