FILMeX+VOLUMEONE

2007/11/21

「ジェリーフィッシュ」

この作品、加藤さんはまだご覧になられていないそうなので、あらすじは後にします。

冒頭、フィルメックスの林加奈子ディレクターより、監督からのメッセージが紹介されました。「本当はフィルメックスに行きたかったけれども、子供が病気になってしまい行けなくなってしまった。この子は、ジェリーフィッシュの製作がいよいよ動き出すときに妊娠していることがわかり、クランクアップするときにちょうど臨月を迎えた。本当の子供とジェリーフィッシュという作品の、2つの子供を同時に授かった。この作品も、本当の子供と同じように、独立した存在として育っている」というようなコメントでした。

でこの作品、解説にあるように3人の女性を中心にストーリーが進んでいきます。この3人の女性をとりまくように、さまざまな人間が絡んでいくのですが、並行どころか縦横に絡んでいきます。そこに、ちょっとしたアイテムや色調が挟み込まれています。まるで、鮮やかな布が仕上がっていく過程を見るような作品でした。この作品では、ちょっとしたアイテムに注目しながらご覧になることをお勧めしたいです。

さて、3人の中心人物の1人にフィリピン人のヘルパーがいます。なぜ監督は、フィリピン人女性のヘルパーを中心の1人に据えたのか。そのあたりの視点もまじえた上で見てみると、イスラエル社会が抱えている問題は、実は日本が抱えている問題でもあるということに気づかされる……と言うとおおげさですかね。(オオヤギ)

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